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10mmで撮影。(35mm換算16mm相当)。
超広角レンズは人間の視界(視野)を大きく超える画角のため、レンズを装着してファンダーを覗かないとその面白さはわかりません。
しかし超広角レンズを使っての作品づくりは意外に難しいものです。
広大な景色をただ単に広く撮影するだけでは、面白い作品にはなりにくいのです。
私の主な被写体は風景写真。(鉄道も撮りますが・・・)
その中でも、滝や渓流、森の中での撮影で多用しています。
滝の撮影では、後ろに下がれないという状況が多々あります。
そんなシーンでこのレンズは大活躍。
森の中での使い方としましては、下の写真のように見上げて撮影するのも面白いです。
この写真も10mmで撮影。ブナの木が画面の中心に向かうような構図にしました。このような表現も超広角レンズならではです。
超広角レンズの上手な使い方のひとつとしましては、主役となる被写体に近寄って撮影することで、遠近感を出すことができます。
下の写真は変わった形のブナの木にグッと近寄って撮影したものです。
10mmで撮影。霧のブナ林に懸命に生きる根性ブナを表現できました。
超広角レンズは一般的に最短撮影距離が短いものが多く、このEF-S10-22/3.5-4.5は24cmまで近寄ることができ、広角マクロとしても使えます。
例えば、花を望遠系マクロレンズで撮影した場合、背景をぼかすことがほとんどで、どこで撮影したのか、どのような状況に咲いている花なのか表現できません。
大袈裟に言えば、同じ花なら庭で撮影しても北海道で撮影しても同じような写真になるということです。
下の写真は10mmで岩に咲くヒメレンゲにグッと寄って撮影。背景には滝をもってきました。
広角レンズを使用してのマクロ撮影は、背景を写し込むことができますので、その花がどのような状況に咲いているのかを表現できます。
写真表現に変化を付けることができる超広角レンズはオススメです。
上の写真は雪の琵琶湖で10mm側で撮影した流木です。
画面上部の水平ラインを見ていただいても、ほぼ直線で優秀ですが、画面右上の木は歪みが見られます。
これは超広角ズームレンズ特有の収差(歪み)ですので、このレンズに限ってのことではありません。
画面中心から隅に行くほど歪みやすくなります。
メインとなる被写体があまり隅に来るようなフレーミングは避けるようにしましょう!
画質はLレンズではありませんが、十分満足できます。
欲を言えば、防塵防滴であってほしいなぁと思います(笑)
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで
まずは周辺光量落ち
標準レンズの定番、F1.4の大口径50mm。質量と描写性能、価格のバランスに優れた使い勝手の良い一本です。
撮影アングルを工夫したり、被写体にグッと近づくなど、距離感、遠近感、ボケ味の効果をうまくコントロールして作画すれば、
※キヤノンホームページより
※ボディはEOS 5Dsを使用しております。
F2.8で若干出ているように見受けられますが、そこまで気になるような感じはしません。
ボケ具合
このレンズのキモ。開放時のボケ感はふわふわしていてピントが合っているのか拡大してしまう程です。
オールドレンズの様な感じも受けました。
逆光テスト
真逆光で撮影しましたが出ておりませんね。
1/400 F5.6 ISO100
柔らかな色味もしっかりと表現できており主張し過ぎない写真に仕上がっています。
土曜日の仲見世は歩くもんじゃないですね。。。
1/1250 F1.4 ISO100
こちらも水の反射がよりソフトな印象に仕上げてくれています。
鯉の上の葉っぱにピントが合っているように思いますが鯉の口にピントを合わせています。
最後に使用感です。
F1.4が際立つレンズですが、絞っても問題なく使える優秀なレンズです。
小型・軽量のため持ち運びが便利。オートフォ−カスも速く表現力も高い使いやすいレンズですが、周辺部が少し流れているように感じます。
初めてカメラをやられる方でも玄人の方でもおすすめの1本です。
今回の商品レビューはキヤノンEF-M22mm F2 STMです。
商品の特長としては厚さわずか23.7mm(電源OFF時)、重さ約105gと携帯性に優れ、スナップ写真などに適しています。
また開放F2と明るいので光量の少ない夕暮れや室内など、さまざまなシーンで活躍できそうで、7枚羽根の円形絞りによる丸く美しいボケ味も特長の一つです。
フローティングフォーカス(近距離収差補正機構)採用により、至近の画質向上と、最短撮影距離0.15m・最大撮影倍率0.21倍を実現、マクロ的な表現も魅力です。
オートフォーカスの後、フルタイムマニュアルフォーカス機構が搭載されていて便利です。
レビューにはEOS M3を使用しました。
APS-Cサイズと言うこともありボケの量は少なく、溶けない感じは好みの分かれるところです。
絞りによる写りの違い
周辺光量落ちはF5.6で気にならなくなりました。開放ではオールドレンズを思わせるような感じの写りとなります。
逆光テスト(木漏れ日)
太陽をまともに画面に入れて撮影すると白飛びが激しく、ゴーストの発生さえ飛んでしまいがちだったため、木漏れ日を利用して逆光で撮影しました。
1/60 F4 ISO500
F4が一番安定した写りと感じます。
1/500 F11 ISO100
アンダー気味に撮影しています。
曇っていた割にはコントラストが高く、露出を補正せずにカメラ任せにすると空が飛んでしまうため、
青空を意識してのアンダー目の撮影です。
撮影を終えての感想ですが、まだキヤノンさんは本気を出していないなって感じがします。
マウントアダプターでフルサイズのレンズを使って下さいというような感じです。
担当:いりえ
100mmで撮影。 淀川鉄橋にて。
こんにちは、キヤノンユーザーのカメラ担当 池田です。
今回ご紹介するレンズは、私が今一番欲しいレンズと言っても過言ではないEF100-400/4.5-5.6L IS Uです。
前モデルより大幅にリニューアルされ、2014年12月19日に発売されました。実に16年ぶりのリニューアルです。
その大幅にリニューアル、改善された主な点ですが・・・
@手ブレ補正効果が2段から4段にアップ。
A直進ズームから快適に操作できる回転式ズームに変更。
B最短撮影距離が1.8mから0.98mに短縮。最大撮影倍率は0.31倍。
C防塵・防滴構造、フッ素コーティング。
D新コーティング技術ASCによるゴーストやフレアの大幅な低減。
などがあげられます。
400mm F5.6で撮影。 新神戸駅にて。
安全確認をする女性の駅員さん。その美しい姿をシルエットにして撮影した1枚です。
ここで見ていただきたいのは、駅員さんの腕から指先までの描写とボケ味です。
ピントを合わせている腕から指先まではヌケの良い素晴らしい描写で、なおかつボケがとても滑らかでキレイですので立体感が良く出ています。
ポートレート撮影にも使える1本だと思います。
400mm F5.6で撮影。
道路脇の植え込みに落ちていた落葉。逆光でとてもキレイでした。
この写真はこのレンズの最短撮影距離付近0.98mあたりで撮影しています。
前モデルより最短撮影距離が約半分になったことはとても凄いことで、花の撮影にも十分使えます。
近接撮影でも描写力は極めて高く、ボケ味も良好です。
135mm F8 1/20秒で撮影。 布引の滝付近にて。
暗い渓谷に色鮮やかに紅葉した木。ISO感度を800にセットしてもシャッタースピードは1/20秒にしかならない厳しい明るさ。
でもこのレンズの手ブレ補正を信頼して撮影したところ、その結果にビックリしました。
細かい紅葉の葉っぱがブレることなく、シャープな画像を得ることができました。
4段分の補正効果は望遠レンズを使うにあたっては、とてもありがたいことですね!
170mm F5で撮影。 大阪ステーションシティにて。
逆光性能をテストしてみました。
太陽がまともに入るフレーミングではありませんでしたが、大阪駅の屋根が太陽で輝き、逆光に相当する条件でした。
またガラス越しという決して良くない条件でしたが 、フレアなどはほとんど出ることなく、
逆光下でありながら屋根やレールのディテールがきっちりと描写されています。
これも新しいコーティングASCの実力なんでしょうね。
実写レビューは以上です。
このブログの初めに「私の一番欲しいレンズ」と書きましたが、その理由が少しはおわかりいただけましたでしょうか?
今回ご紹介した写真は鉄分豊富(鉄道のことです)でしたが、私は風景写真をメインに鉄道や子供の写真を撮影しています。
風景写真や花の写真だけならEF70-200/2.8L IS Uの方が良いのかもしれませんが、
鉄道や子供の行事(運動会や発表会など)の撮影には200mmでは少し足りないのです。
もちろんエクステンダーを装着して焦点距離を伸ばすのもひとつの手法ですが、
それは少しではありますがレンズ性能を落とすことにもなり、装着するのも少し手間です。
そしてもうひとつ! APS-Cサイズセンサーのカメラに装着すると160-640mm相当になり、飛行機や野鳥を撮るのにも最適なレンズになるのです。
そんな理由で今回ご紹介したEF100-400/4.5-5.6L IS Uはオールマイティーに使えて、描写力もボケ味も手ブレ補正も優秀な1本なのです。
F8 1/500Sec. EOS 5DMKIV
今回は2015年9月に旧モデルからリニューアルされた単焦点Lレンズ「Canon EF35mm F1.4L II USM」を使ってみました。
くすみの無い白さ、とか輝きの白さとか云いますと何やら洗剤の謳い文句のようですが、
実際にはなかなか「純白」を再現してくれるレンズは少なかったりします。
妥協点の多いレンズの画像だと一見して白く写っても、エッジの部分に要らない色が浮き出たり
・・・それが味とかいろどりになる事も無くはありませんが。
ハイライトからシャドウまでちゃんと白く、繋索や手すりのハイライト部分を拡大しても色収差は実によく抑え込まれています。
F1.6 1/125Sec.
旧モデルよりもちょっとだけ(2cm)近接能力も向上し、最短撮影距離は0.28m。
特別寄れると云うワケでもありませんが、開放付近のごく浅い被写界深度が大きなボケを楽しませてくれます。
F1.8 1/8000Sec.
煩雑な背景もスムーズなボケに・・・でもちょっと、逆光はあまり得意ではなさそうです。
絞り開放付近と云う事もあるかも知れません。
F8 1/3200Sec.
絞り込むと、真逆光でもキレッ切れの描写が楽しめます。
マウイでもオアフでも夢のカリフォルニアでもなく、ここは稲村ケ崎です。
突き刺さんばかりの強烈な太陽が・・・でも11月下旬です。
水平線がちょっと曲がってますが、これは当然歪曲ではなくて私のフレーミングのせいです。
構えざまにチャチャッと撮影したものですから・・・ですが、辻斬り的な撮影時も素早くAF合焦出来るので、
スナップにも十分対応してくれます。
F8 1/640Sec.
大口径ではありますが、当然35mm本来の適度な被写界深度を活かしたボケ無し撮影も魅力です。
EF35mm F1.4L II USMは端から端まで隙のない描写を発揮し、デッキの手すり、板金の接合線、
窓の汚れ等々あますところ無く写しだします。掃除してるのかな?
残念ながらこの EF35mm F1.4L II USMには手ぶれ補正機能が無いので、
いかに大口径とは云えそれなりに気合を入れて使う必要があります。
それに重いし。本当にCanonさん、重力キャンセラーとか発売しませんか?
そしたらデカいのは目を瞑って、私も他社からの乗り換えも考えないでもないですよ?
今回はキヤノン EF-S24mm F2.8 STMについての商品レビューをお届け致します。
35mm判換算で38mm相当という、使い勝手のよい画角をもつEF-Sレンズ初のパンケーキレンズ。
カメラに装着していることを感じさせない約125gの軽量・コンパクトなサイズで、気軽にどこへでも持ち運ぶことができます
自然な画角で、スナップ写真やポートレート、風景など、さまざまな撮影で活躍します。
非球面レンズの採用により、画面全体での高画質も実現。
本日は雨予報というより台風予報が出ていたので建物内で撮影しようと思い、葛西臨海水族園へと行ってきました。
まぁ、風は強かったですが、太陽がサンサンと降り注いでいましたけど(笑)
※ボディはEOS 7D MarkUを使用しております。
周辺光量落ち
F2.8では分かりますが、F4にすれば殆ど分からなくなります。
太陽の周りに少しゴーストが出ていますが、特に気になる程ではないかと思います。
太陽周り以外ではフレア・ゴーストは発生しませんでした。
1/25 F4 ISO1600
こちらは入ってすぐの水槽の「ウシバナトビエイ」というエイです。
まるでネコの目ですね。
1/250 F2.8 ISO1600
率直にとても使いやすいレンズです。
35mm判換算で38mm相当なので、前後移動すればある程度の写真は撮れてしまいます。
普段使いに便利な軽さ・薄さは勿論のこと、AFも多少暗い場所でも素早く静かに動作してくれました。
描写力も申し分ないです。
単焦点レンズをまだ使用されていない方にはお値段とともにオススメです。
ナニワ京都店 カメラコーナーたかはしです。
今回ご紹介しますのはキヤノンEF11-24mm F4L でございます。
使用カメラはEOS5Dです。
EF11-24mm F4L USM
キヤノンが2015年世に送り出した世界最広角レンズはインパクトある巨大な前玉が特徴です。
専用の被せ式のレンズキャップは沈み込みが深い上、上下の爪がカッチリ良くホールドしてくれます。
ズーム時には前玉が前後するので、少々気を使わなければいけないでしょう。
さて、黄金コンビの実力やいかに。
人の絶え間なく流れる京都駅 中央改札前。
めまぐるしい情報量ですが、このレンズなら一気に受け止められます。
もともとが超広角なので被写界深度が深いのもありますが、AFの合いもスムーズ。
フィッシュアイレンズの凝縮感とは異なり、広がりがあります。
ファインダーごしに真上を見上げると、
過去に捉える事の出来なかった京都駅の細密な天面を余すことなく収められる事に気づきました。
極限まで抑えられた収差による、新たなる表現の可能性を感じます。
少し角度をつけるだけで強烈にパースがつくので、遠近感を付けた表現も可能です。
今回人ごみの中で使用していて最も恩恵を感じたのはシャッター周辺。
ミラー駆動をモーター化することによって極限まで振動が抑えられた
素晴らしく繊細なシャッターは、ブレや音を抑えるだけでなく心地よさも与えてくれます。
京都タワーから見た京都市内。
タワー自体の窓枠が写りこんでしまうのでトリミングなしという条件ですと、少々難儀しました。
フィッシュアイレンズ同様、余計な物が写り込まない様に気を付けるべきですね。
夜の烏丸交差点。
ISO3200で撮影しましたが、ノイズも抑えられており上々です。
色の出方は全体的にコントラストが高く、現代的ですね。
高解像度5000万画素センサーの実力は確かなものでありますが、
それを生かし切るレンズと言うのはまだ多くはありません。
F11-24mmはその急先鋒と言うべきレンズであり、
ボディ・レンズ合わせてキヤノンのクラフトマンシップがうかがえる仕上がりとなっております。
F7.1 1/500Sec. 10mm(広角端)
今回は、エントリークラスユーザーさんにもお気軽・お手軽に超広角レンズを楽しんでいただけるレンズ
「EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM」を使ってみました。
超広角域をカバーしながらも軽量化が図られており、レンズマウントはプラスティック製ですがヤワな感触は無く、
お手ごろ価格ながらしっかりした造作に仕上がっています。
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMがカバーするのは、35判換算で16-29mm相当の超広角域が角。
広角端では強烈なパースが現れるのが特長です。
建物の手前に大きな木があり、木が画面から外れるまで前に進むと・・・建物はもう目の前に屹立しております。
建物の真正面で水平に気をつけて撮影すれば、水平軸の歪みはほとんど気になりません。
F9 1/3200Sec. 12mm
画面に太陽を入れてみましたが、ちょっぴりゴーストが発生。
でも複雑なレンズ構成を考えると、この程度であれば大したものです。
厳密な事を云いますと、オリジナル画像では画面周辺部はちょっと緩くなっていました。
F8程度に絞ってもズーム全域で「周辺部はちょっと緩め」な傾向です。
リサイズをかけると緩みはほとんど判らなくなりますので、
プリントする頻度の少ない(データーリサイズ前提の方ならまず問題は感じないでしょう。
F4.5 1/5000Sec. 10mm
(左)周辺光量補正OFFで広角端で絞り開放で近接気味、ともなると印象的な周辺光量低下を楽しめます。
補正ONですと、↓こんな感じ。
(右)周辺光量補正ON だいぶ表情が変わりますね。意図によって使い分けましょう。
F9 1/2500Sec. 18mm
ズーム比で云うと2倍にも満たないEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMですが、
ちょっと踏み込んだりズームングしたりで随分と見える世界が変わります。
上の写真は18mmで撮影していますが、ちょっと前に出て(画面左隅の手すりの辺り)広角端へとズーミングすると・・・
(右)屋根上の突起物がいきなり隆起したかのような変化が出ました
F7.1 1/50Sec. 14mm
超広角ズーム域&IS搭載なので、暗めの室内撮影もOKです。雑貨屋さんとか小ぶりなパブとか、
水平/垂直にさえ気を使えば店舗取材なんかにも便利なレンズだと思います。
超広角域をお気軽お手軽に楽しめるEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMでこの日を楽しんだ私ですが、
内心では「レンズに絵を作らされてる?」的な疑問を感じる折々もありました。
慣れるまでにしっかりと向き合わなければならないレンズかも知れませんが、まずは装着した時から楽しめるレンズではありました。
16mm F4 手持ち撮影。 神戸 布引の滝。
こんにちは。 カメラ担当の池田です。
今回もまたまたレンズの使用レビューです。
そのレンズは2014年6月に発売された超広角ズームEF16-35/4L ISで、
上位モデルのEF16-35/2.8LUに匹敵する描写と手ブレ補正機能搭載で人気の高いレンズです。
今回はフルサイズ機EOS5D MarkVに装着して撮り歩いてきました。
このレンズの最大の魅力は手ブレ補正機能が搭載されたことで、シャッタースピードで約4段分の補正効果があります。
ちなみにキヤノンの超広角ズームに搭載されたのはこのレンズが最初です。
手ブレ補正機能が搭載されたことで、写真表現に幅が出るようになりました。
そしてもう一つは描写力。大口径両面非球面レンズとUDレンズが採用されており、歪曲収差や倍率色収差が大幅に軽減されているとのこと。
満足のいく結果が得られるのでしょうか。楽しみですね〜。
その他のスペックとしまして、最短撮影距離は28cm、防塵防滴、フッ素コーティングなどなどです。
それでは、写真とともにこのレンズの実力に迫っていきます。
23mm F11 1/2秒 手持ち撮影。
続いて手ブレ補正効果のテスト!
最初に言っておきます。広角レンズだからブレにくいというのもありますが、かなりスゴイです。
本当にブレていないか、中心部分を拡大します。
いかがですか? 1/2秒ですよ! 凄くないですか?
まさか三脚なしで滝の水を流して撮れるとは思ってもいませんでした。
この1枚だけが成功したのではなく、成功した写真の方がはるかに多かったのです。
なので、ここまで手ブレ補正の実力を強調しているのです。1/2秒でかなりの確率で成功するのなら、
1/4秒や1/8秒ならほぼ100%かもしれませんね。これだけ補正効果があれば、写真表現の幅が広がりますので、本当にありがたいです。
16mm F5.6 手持ち撮影。 大阪ステーションシティ。
逆光という厳しい状況での1枚ですが、ゴーストやフレアはありません。
逆光にもかかわらずヌケの良いクリアな写真に仕上がりました。
最新レンズのコーティング技術は素晴らしいものがあります。
また屋根の繊細なところまで見事に解像しています。
31mm F5.6 手持ち撮影。 神戸北野。
広角レンズはボケにくいと言われていますが、そんなことはありません。
広角レンズの特性の一つに最短撮影距離が短いということがあげられます。
このレンズも28cmまで近寄ることができボケをつくることもできます。
上の写真は季節はずれのコスモスがにピントを合わせ、背景の風見鶏の館を少しボカしてみました。
F4にしなかった理由としては、広角と言えども撮影距離が近いと被写界深度が浅くなってしまうので、1段絞ったF5.6を選択しています。
ボケは大きくないものの、なめらかでキレイなボケ味ではないでしょうか。
使用しての感想は、描写力は想像以上で文句なし。
手ブレ補正機能の効果も大きく使いやすい。今回は体験できませんでしたが、
最短撮影距離28cmは花の季節には広角マクロとしてかなり有効だと思います。
上位モデルのEF16-35/2.8LUとの選択が難しいところですが、個人的には今回ご紹介しましたEF16-35/4L ISで十分だと思います。
どうしても暗い状況での撮影等でF2.8の明るさが場合は別ですが、手ブレ補正機能が搭載されているEF16-35/4L ISの方が何かと使い勝手が良いです。
そして、価格も定価154,000円(税別)とお手頃?なのはユーザーにとっては嬉しいですよね。
また開放F2と明るいので光量の少ない夕暮れや室内など、さまざまなシーンで活躍できそうで、
7枚羽根の円形絞りによる丸く美しいボケ味も特長の一つです。
フローティングフォーカス(近距離収差補正機構)採用により、
至近の画質向上と、最短撮影距離0.15m・最大撮影倍率0.21倍を実現、マクロ的な表現も魅力です。
1/500 F2 ISO200
1/800 F2 ISO100
開放でエッジの効いた写真です。MFでないと撮影できませんでした(ボディの性能ですが)。
MFではヘリコイドの回す方向に戸惑いが生じます。慣れればなんの問題もないのでしょうが。
1/100 F2.8 ISO200
1/4 F4 ISO200