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広角側 24mm時 F6.3 望遠側 240mm時 F6.3
広角側では、すこし周辺減光が気になりますが絞りを一段半ほど絞り込んであげると気にならない程度に解消されます。
周辺減光を無くしたい場合は少し絞り込んだ方がよさそうです。
中央に写る‘‘サイ‘‘へ向かってズームをします・・・
遠くに写っていたサイも光学10倍ズームで、これだけ大きく写すことが出来ます。
望遠側の描写力はすばらしく、四隅までしっかり解像しています。
望遠側240mm時 最短撮影0.5m 絞りF6.3
最大撮影倍率は0.26倍と簡易的なマクロレンズとして使用することができます。
マクロ撮影等ピント面がシビアになる撮影でもフルタイムマニュアル(オートフォーカスの後、
フォーカスリングを回転させるだけで即時にマニュアルフォーカスが可能な機能)を搭載しているので
ピントの追い込みを素早くできます。
動体撮影
動き回るシマウマも高速オートフォーカスのおかげで楽々撮影することができました。
スポーツや鉄道、野生動物など容易に近づいて撮影ができない動きのある被写体にも最適なレンズです。
〈逆光耐性〉太陽を画面中央に位置し撮影
逆光耐性のテストをおこないました。
結果は、太陽が画面外にある逆光の場合ではゴースト・フレアは出てきませんが太陽がフレーミングした状態では
角度によって多数ゴーストやフレアが出てくるといった結果でした。
逆光の際はゴースト・フレアの影響がでることが多いので、別売りにはなりますがフードを付けての撮影がオススメです。
シャッタースピード 1/3秒 手持ち撮影
シャッタースピード1/3秒と低速シャッターでも強力な手振れ補正効果のおかげでブレることなく撮影ができました。
しっかりと手振れ補正が効いてくれるので薄暗い時間帯や室内でも安心して撮影ができます。
こんな方にオススメしたいレンズです。
・撮影機材を軽くしたい
・極力レンズ交換をしたくない
旅行・山登りなど出来るだけ撮影機材を軽くしたいけど広角から望遠、マクロまで幅広いシーンを高い描写力で写真に収めたい方。
また、運動会やスポーツ撮影など砂埃の多い場所で撮影があり極力、レンズ交換をしたくないといった方にオススメです。
絞り優先AE f16 -0.7補正
話題の高画質レンズ「キヤノンEF70-200/2.8L IS III USM」でございます。
70mmから200mmはみなさまもよくご使用になる焦点距離かと思います。
ポートレートや風景撮影がお好きな方にはぜひお使いいただきたい1本です。
近鉄京都線の桃山御陵前ー向島間の宇治川に架かる巨大トラス橋。
橋脚が設けられていない珍しい鉄橋で、単独のトラス桁としては日本最大級。
1928年に架橋されて以来電車の軽量化もあって改良の必要もなく、ほぼ原形を留めた形で使用されている。
2001年に国指定登録有形文化財に指定。
夕暮れ時の撮影が難しい時間帯ですが、鉄骨や河岸の草等の細かい描写までくっきりと写り込んでくれています。
また空のグラデーションも画像周辺まで美しく表現されており、暗部・明部とも黒くつぶれしまう、
または白く飛んでしまうという現象も見られません。
この1枚でもその実力が見て取れますね!ただ…写真が少々傾いております(泣)ご了承くださいませ。
絞り優先AE f11 -0.7補正
リベットのひとつひとつや鉄骨の影に注目すると描写力の高さがよく表現されています。
特に斜光によるリベットの影もくっきりと表現されており、非常に立体感のある表現が可能です。
作例では絞り込んでいるので人工物の質感が強調されている表現となっております。
絞り優先AE f2.8
高いコントラストを絞り開放でぼかすとどうしても色のにじみ等が気になる場合が多いように思います。
しかしこのレンズについては前・後いずれのぼけ味も大変自然で美しく、
静止画ならではの時間が止まったような絵創りが可能です。
合焦している箇所がおそろしく解像されているが故、ぼかした箇所との違いがより鮮明に見えますね。
この作例では手前の橋脚にピントを合わせています。
前後のぼけ味と圧縮効果も手伝ってミニチュアっぽい表現もこのレンズなら可能です。
絞り優先AE f5.6 -0.7補正
モデルさんの顔に雑草がかかってしまいまして作品としてはよくありませんが…、
レンズの解像力を確認いただくには最適かと思います。
毛並みやコンクリート部分の質感表現力は驚愕レベルと言えます。
高い手振れ補正効果との組み合わせで実現した描写力はハードな使用環境が多い
プロ写真家やハイアマチュアの要求を高いレベルで満たしてくれます。
絞り優先AE f16
逆光時にどこまで解像できるかテストです。
キヤノンもこのレンズでは逆光時のフレア・ゴーストの抑制の為に新たにコーティング技術「ASC」
を採用とうたっておりますがあえて一番厳しい条件「真正面に斜光の太陽」をおいて撮ってみました。
光源の中心はさすがに露出の加減もあって電線は見えていませんが、ポイントはフレアはほとんど目立たないレベル!
EF70-200/2.8シリーズといえば、いずれの世代もその時代の最高峰レベルの画質を誇るレンズでした。
今回の後継機種もズーム全域においてシャープで高い解像力を実現しており、
ハイレベルなカメラマンの期待に十分応えてくれそうです。
ちょっと大型で持ち運びが大変かな…と鋭意検討中のみなさま、このレンズでなければ撮影できない絵があります。
おすすめですよ!
18mm(35ミリ換算28.8mm) F8 1/200秒 135mm(35ミリ換算216mm) F8 1/200秒
こんにちは。 カメラ担当の池田です。
今回はキヤノンの新製品レンズEF-S18-135/3.5-5.6 IS USMをご紹介いたします。
前回の使用レビューで紹介しましたEOS80Dと一緒発売された注目のレンズで、
EF-S18-135/3.5-5.6 IS STMの後継機種になります。
主な特長としましては・・・
EFレンズ初のチップ状の小型モーター「ナノUSM」を搭載。高速・高精度のオートフォーカスを実現。
従来機種と比較して、最大で約4.3倍の駆動速度!
動画撮影時では、従来機種より静かでなめらかなオートフォーカスを実現。
電動パワーズームアダプターPZ-E1を装着することで、電動による滑らかなズーミングが可能。
などが挙げられます。
それでは、新しくなったEF-S18-135/3.5-5.6 IS USMの実力はいかに! 実写レビューといきましょう。
使用したカメラはEOS80Dです。
まずは、画角比較から。
このレンズは35ミリ換算で28.8mm〜216mm相当の7.5倍と高倍率ズームで、
あらゆるジャンルの撮影に対応できる1本となっています。
写真をご覧いただければわかるように、広角側では棚田の全景を撮影することができ、
望遠側にするとカタチの良い田んぼを切り撮ることができ、この1本あればバリエーション豊かな作品づくりが楽しめます。
18mm F4 1/1600秒
続いて周辺光量のチェック。
周辺光量落ちの目立ちやすい広角側で、絞りは開放に近いF4で撮影してみました。
結果として周辺光量落ちは見られませんでした。
また、わずかに画像周辺部で像が流れる感じは見受けれますが、F4での撮影と考えますと描写は概ね良好です。
F8やF11で撮影しますとシャープ感は高まります。
18mm F9 1/13秒 ISO3200 69mm F8 1/10秒 ISO3200
そして、手ブレ補正の効果をチェック。
上の2枚はそれぞれ1/13、1/10秒とかなり低速シャッターで手持ちで撮影していますが、
約4段分の手ブレ補正のおかげで、手ブレすることなく撮影できました。
手ブレ補正効果が大きいと夜のスナップ撮影などでは大きな力となります。
そして1枚目の写真はEOS80Dの使用レビューでも紹介した1枚ですが、解像度が良くわかる写真です。
ISO3200でこの画質は秀逸ですよね!
29mm F11 1/400秒 ISO400 135mm F5.6 1/8000秒 ISO400
逆光耐性はどうか・・・
太陽の強い光線が田んぼに反射していますが、ゴーストやフレアは出ませんでした。
新しいレンズとは言え、キットレンズでこの逆光耐性は優秀だと思います
棚田を散歩しているとクモを発見。せっせと巣作りに励んでいました。
このレンズの最短撮影距離である39cmあたりで、背景の太陽を大きくボカして撮影しました。
これだけの強い光線にも関わらず、ゴーストやフレアはなく、クモの足がシャープで繊細に描写されています。
また、ちょこちょこと動き回るクモに苦戦しましたが、スピードアップしたオートフォーカスのおかげで何とか写真にすることができました。
「ナノUSM」の性能を実感した瞬間でした。
27mm F8 1/1600秒 ISO400
EOS80Dの性能もあると思いますが、夕景独特の空のグラデーションを見事に再現してくれました。
夕景は刻々と状況が変わりますので、レンズ交換をしなくていい高倍率ズームはシャッターチャンスを
逃すことなく撮影できるのでありがたいですね。
以上、今回このEF18-135/3.5-5.6 IS USMを使用して感じたことは、新しいナノUSMのおかげでオートフォーカスが速く、
高倍率ズームで便利だったこと。
高倍率ズームですが、諸収差は最低限に抑えられているような感じで、描写力に関しても十分だと感じました。
個人的に欲を言えば、EOS80Dのキットレンズなので、ボディに合わせて防塵・防滴にして欲しかったなぁと思います。